家庭科部の男の子 ~裕太くんとおねしょパンツ~

第二話 想定外のおもらし

それは、遡ること一週間前。  胸いっぱいの期待と、ほんのちょっぴりの不安を抱きながら、裕太がこの中学校に入学した、わずか数日後の出来事だった。  四月も中旬になっていたものの、その日は寒の戻りのせいで、底冷えがするほどに寒い一日だった。その...
家庭科部の男の子 ~裕太くんとおねしょパンツ~

第一話 放課後の家庭科室

「遅いじゃないの、|裕《ゆう》|太《た》くん。まさかとは思ったけど、来ないのかって、心配してたのよ?」  とある中学校。その家庭科室へとやって来た男子生徒のことを、女子部員たちはすでに待ち構えていた。そして、すぐさま彼のもとへ近づくと、その...
御手洗さんはクラスの便器

第九話 ウンチのための大便器

「|植《うえ》|野《の》さんがはみ出させてしまったオシッコも、きれいになったところで……」  |優《ゆう》|花《か》はそこで言葉を切ると、改めて生徒たちを見渡した。そして、自らに注目が集まっていることに満足しつつ、話を続ける。 「最後になり...
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第八話 便器の思い、そして女の子のオシッコ

雑巾を使って、その顔面を丁寧に拭き上げられる|菜《な》|乃《の》。そして、親友を穢した|翔《しよう》|太《た》の精液をすべて拭い終えた|睦《むつ》|美《み》は、予想外の出来事に驚いた。不意に、菜乃の表情が崩れ、目からは一筋の涙があふれ出たた...
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第七話 小便器

「はーい、注目!」  軽く手を叩きながら、|優《ゆう》|花《か》は声をあげた。  それに応ずるように、教室のあちらこちらで密やかに行われていた、無関係なおしゃべりがおさまる。そして、生徒たちの視線が自分に集まったことを確認して、彼女は話を続...
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第六話 便器装束

「二人とも、準備は……。ああ、大丈夫そうね。初めてだし、ちょっと大変だと思うけど、ゆっくりでいいからね」  |翔《しよう》|太《た》と|睦《むつ》|美《み》へと振り返りながら、そう話しかける|優《ゆう》|花《か》。そんな言葉に、「はい」と答...
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第五話 ただの便器

|菜《な》|乃《の》は、ブラジャーとショーツのみを身に着けた格好で、立ち尽くしていた。みんなに取り囲まれた、白いタイルの上でだ。 「えっと……」  そんな彼女のことを見ていた|睦《むつ》|美《み》は、不意に困惑した声を上げた。それは、菜乃の...
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第四話 便器の準備

「それでは、これから、便器係の二人に、便器の準備をしてもらいます」  空中を見つめたまま、|菜《な》|乃《の》はタイルの上に突っ立ったままだ。だが、そのことを気にするでもなく、|優《ゆう》|花《か》は、取り囲む生徒たちにそう告げた。 「本当...
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第三話 私は便器

|菜《な》|乃《の》は茫然と立っていた。|優《ゆう》|花《か》の発したあの言葉が、頭の中でこだましているのを感じながら。  ――|御《み》|手《た》|洗《らい》さんは便器なのよ。  それは、簡単な日本語だった。子供でもわかるだろう。だが、そ...
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第二話 便器係と便器

クラスメイトたちの拍手を受けながら、|菜《な》|乃《の》はそれでも、状況をつかめずにいた。自分がなにかに決まった……。|優《ゆう》|花《か》がそう言ったのはたしかだが、その内容がよくわからない。  とはいえ、単語そのものが聞こえなかったわけ...