防災訓練期間中、女の子はバケツに用を足してください 第二話 お手本 「や、山村さん……? ちょ、ちょっと、何言ってるの?」 純枝の言葉に、美香は慌てずにはいられない。そんなことは一言も聞いていないし、そもそも、たかが防災訓練の一環として、女子トイレの使用を禁じた上で、バケツの中に用を足させようなどというこ... 2020.10.15 防災訓練期間中、女の子はバケツに用を足してください
こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話 第十三話 おしゃぶり 少女は、黙ったまま私を見つめていましたが、その表情は、少しイタズラっぽい感じのする、どこかコケティッシュなものでした。 「別のミルクって……?」 そんな表情に、どこかドキッとしながらも、そう問いただした私に対して、少女はクスッと笑いました... 2020.10.14 こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話
防災訓練期間中、女の子はバケツに用を足してください 第一話 バケツ 「これぐらいで、ホームルームを終わりにしたいんだけど……。他に何か、連絡事項のある人、いるかしら?」 まだ残暑の厳しい九月一日。始業式を迎えた、とある公立中学校。その一年二組の教室で、そう問いかけたのは、このクラスの学級担任、木《き》内《... 2020.10.14 防災訓練期間中、女の子はバケツに用を足してください
こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話 第十二話 あ゛~~~っ゛ 脱衣場へと戻ってきた私は、何はさておき、自分のバスタオルで体を拭き始めていました。本来であれば、浴場から入る前にタオルで軽く水気を落とすべきなのはわかっていましたが、露天風呂へと置いてきてしまったため、それができなかったためです。 ですが... 2020.09.07 こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話
こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話 第十一話 お兄ちゃん、大好き! 「瑠美や……」 不意に発せられた老人の言葉に、私の手が止まりました。 「今日も……、じゃな?」 老人は、いつの間にか湯船へとつかっていましたが、私はそのことにはまったく気づいていませんでした。それぐらい夢中で、おまじない……、いえ、言葉... 2020.08.29 こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話
こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話 第十話 抱っこしてくれますか? 「ねぇ、和人お兄ちゃん?」 「なに?」 「抱っこして?」 「うん……、んっ?」 一瞬、言っていることが理解できませんでした。というよりも、言っている意味は理解できたのですが、それがどういう意図なのか理解できなかったのです。 「だ、抱っこ…... 2020.08.29 こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話
こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話 第九話 お外で裸んぼ じゃれてでもいるかのように、無邪気な様子でその裸体を押しつけながら、はやくはやくとせがんでくる少女の動きに邪魔はされました。ですが、それでも全身を洗う老人よりも先に、髪を洗い終わってしまったのは、ある意味当然のことだったと思います。 「ねぇ... 2020.08.29 こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話
こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話 第八話 オチンポミルク 少女が先ほど発した言葉、つまり、タオルをとってくださいという言葉の意味するところは、はっきりとしているようでした。もちろん、私としても、頭では理解できていたはずです。それでも、当惑している自分がいました。 「タオルとってくれないと、和人お兄... 2020.08.29 こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話
こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話 第七話 お背中、お流しします 少女に腕を引っ張られた私は、促されるままに、風呂椅子へと腰掛けていました。先ほどの言葉と、この行動から、彼女が行おうとしていることは明らかなようでした。 「瑠美、いっつもお爺ちゃまのお背中、お流ししてますから、とっても上手ですよ。和人お兄ち... 2020.07.11 こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話
こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話 第六話 くぱぁ 「のぉ、和人くんや。瑠美の割れ目も、きれいに洗ってやってくれんか。なにしろ、漏らしたションベンで汚れとるからのぉ……」 「は、はい……」 相変わらずしゃがみ込んだままの私の前に、少女が立っていました。そのため、その秘すべき部分が、まさに目... 2020.07.11 こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話