家庭科部の男の子 ~裕太くんとおねしょパンツ~

家庭科部の男の子 ~裕太くんとおねしょパンツ~

最終話 お兄ちゃんパンツと……

「それじゃあ、いよいよお待ちかね……かなっ? お兄ちゃんパンツ、穿かせてあげるねっ」 ようやく、本当に最終段階へとやって来た。|由《ゆ》|貴《き》と入れ替わるように、ふたたび|真《ま》|理《り》|江《え》が|裕《ゆう》|太《た》の正面へと歩...
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第五話 お薬とベビーパウダー

「長いよっ!」 |裕《ゆう》|太《た》と|涼《すず》|絵《え》のやりとりを見ていた別の女子部員が、突然、声をあげた。怒っているわけでもなさそうだが、どこか苛立ちを感じさせる、そんな口調だ。「ゴメン、ゴメン。裕太くんを見てると、つい弟を思い出...
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第四話 お子ちゃまオチンチンと亀さん

「それじゃあ、改めて、|裕《ゆう》|太《た》くんのオチンチンのお世話をしちゃいましょうか?」 朗らかに、|真《ま》|理《り》|江《え》はそう宣言した。「もう何度かお世話してもらってるから、どうすればいいのか、裕太くんもわかってるわよね?」「...
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第三話 おねしょパンツの白いおもらし

 一週間前の、あの出来事をまざまざと思い出すとともに、深い無念さに苛まれていた|裕《ゆう》|太《た》だったが、そんな彼の気持ちなど、|真《ま》|理《り》|江《え》にとっては重々承知していることだった。だが、そんなことは顔には出さない。「裕太...
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第二話 想定外のおもらし

 それは、遡ること一週間前。 胸いっぱいの期待と、ほんのちょっぴりの不安を抱きながら、裕太がこの中学校に入学した、わずか数日後の出来事だった。 四月も中旬になっていたものの、その日は寒の戻りのせいで、底冷えがするほどに寒い一日だった。そのた...
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第一話 放課後の家庭科室

「遅いじゃないの、|裕《ゆう》|太《た》くん。まさかとは思ったけど、来ないのかって、心配してたのよ?」 とある中学校。その家庭科室へとやって来た男子生徒のことを、女子部員たちはすでに待ち構えていた。そして、すぐさま彼のもとへ近づくと、そのう...