防災訓練期間中、女の子はバケツに用を足してください

防災訓練期間中、女の子はバケツに用を足してください

最終話 女の子たちは全員……

「先生……、休み時間じゃないですが、花壇に行ってもいいですか? いつまでも、バケツの中に、オシッコや……、う、ウンチを入れたままだと、教室が臭くなっちゃうから……」  純枝は、少し俯き加減に、囁くように、そうたずねた。耳まで真っ赤にしている...
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第七話 洗い方

「最後に、手についた汚れですが……」  そう言って純枝は、再び自らの右手を前に掲げた。先ほどとは異なり、その指先には茶色い粘状の物がべっとりとこびりついている。それがなんなのかは、考えるまでもないことだった。 「一つとしては、何かで拭き取る...
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第六話 清め方

「次に、割れ目とお尻の、清め方の……、お手本を見せます……」  まだ終わりではないのか……。美香はそう思ったが、一般的な排泄の仕方からすれば、今度こそ最後であろうということも、また判断がつく。 「う、ウンチの後はもちろんですが、わ、私たち…...
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第五話 ウンチ

「つ、次に……、う、ウンチ……、をしたいと、思います」  そんな純枝の言葉に、美香は考えの甘さを思い知らされた。  バケツに用を足すということは、小だけとは限らない。確かに、大きい方だって含まれるに違いない。少女が披露するお手本の中に、大便...
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第四話 オシッコ

「そ、それでは……、お、オシッコ……から、始めたいと、思います……」  純枝は、言葉も途切れ途切れにそう宣言すると、ついにその行為を始める。  下半身をさらけ出したまま、軽く身震いすると、その愛らしい割れ目から薄黄色の液体をほとばしり出させ...
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第三話 割れ目

教壇に立っている純枝は、白い丸衿の半袖ブラウス、そして紺の角型被りベストといった、学校指定の制服を着ていた。真面目な彼女らしく、ブラウスのボタンは一番上まできちんと留めている。  そして足には、膝下丈の白いスクールハイソックスと、ソールと爪...
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第二話 お手本

「や、山村さん……? ちょ、ちょっと、何言ってるの?」  純枝の言葉に、美香は慌てずにはいられない。そんなことは一言も聞いていないし、そもそも、たかが防災訓練の一環として、女子トイレの使用を禁じた上で、バケツの中に用を足させようなどというこ...
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第一話 バケツ

「これぐらいで、ホームルームを終わりにしたいんだけど……。他に何か、連絡事項のある人、いるかしら?」  まだ残暑の厳しい九月一日。始業式を迎えた、とある公立中学校。その一年二組の教室で、そう問いかけたのは、このクラスの学級担任、木《き》内《...