こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話

第五話 くすぐったかっただけ

「そ、それじゃあ、瑠美ちゃん……。きれいに、しようか……」  その言葉を待っていたかのように、彼女はプラスチックの風呂椅子へと腰掛けました。  私の目の前には、全裸の少女が、こちらに背を向けて座っていました。まず目に飛び込んできたのは、天使...
こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話

第四章 洗ってください

寂れているとはいえ、それでも温泉宿の大浴場です。こぢんまりとした感じではありましたが、それなりの広さはありました。  そこは、奥に向かって、縦に長い造りとなっていました。  入口側から向かって左側には、水と湯を混ぜて出すことのできる蛇口と、...
こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話

第三話 おちびりしただけ

思春期を迎えて以来、雑誌などでしか見たことのない、女の子のおっぱい。それを、とうとうまじまじと見ることができる。その期待感に、私の心が高まりを見せていた、まさにその時でした。 「上は終わりじゃな。和人くん」  老人から、突然声をかけられ、私...
電子書籍

第一章 目覚め

第一章 目覚め  かすかな鳥の鳴き声に、美《み》雪《ゆき》は目を覚ました。だが、自分がどこにいるのかわからない。なんだか、頭の中にもやがかかったような感じがして、いまいち状況が飲み込めずにいた。  自分はどうしていたのだろうか。たしか、放課...
お知らせ

電子書籍「トイレ掃除をサボったあとに ~全自動便所掃除道具・ミユキ~」を発売しました

以前、「ノクターンノベルズ」と「pixiv」で公開していた、「トイレ掃除をサボったあとに」の加筆修正版です。 Amazonにて販売中。「Kindle Unlimited」、「Kindleオーナーライブラリー」対応作品です。試し読みだけでも、...
こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話

第二話 脱がせてください

「さあさあ、いつまでも立ち話はなんじゃて」  私と少女のやりとりを、微笑ましそうに見ていた老人は、不意に声をかけてきました。 「それに……、上だけ脱いだままでは、和人くんも寒かろう」  その言葉のとおりです。着替えの途中だった私は、上半身だ...
こんど六年生になる見ず知らずの女の子と一緒に、温泉に入る話

第一話 十歳だから大丈夫

今でもはっきりと覚えています。それは、不思議な、そして淫靡な体験でした。  具体的な年までは書きませんが、世間では「ミレニアム」という言葉が流行り始めた、そんな前世紀の終わり頃のことです。  高校二年生を迎える直前の春休みに、私たち家族は、...
保健室での秘密の授業

第三話

「も、もう一度触るわよ、真綾ちゃん……」  触ってどうなるものでもないと思いつつ、冴子はあらためてそう宣言すると、肉棒へと手を伸ばした。彼女の手のひらの上でだらしなく横たわっているそれは、やはりペニスに他ならないのだろう。何しろ、オシッコま...
保健室での秘密の授業

第二話

ついに露わとなった少女のパンツをチラリと見て、冴子は逆に戸惑ってしまう。それは自らが想像していたような、低中学年の子が穿くような幼げなものではなかった。デザインからして、真綾の身に着けていたファーストブラと同じシリーズなのだろう。いわゆるジ...
保健室での秘密の授業

第一話

年度が替わり、新しい学年を迎えた数日後のこと。うららかな陽気のなか、放課後の保健室に一人の少女がやって来た。 「えっと……、大《おお》鷲《わし》真《ま》綾《あや》さんね。昨日はお風邪かなにかだったの? もう、元気になったかしら?」  そんな...